- かんか
- I
かんか【乾果】(1)熟すと果皮が乾燥する果実。 果皮が裂けて割れるかどうかによって裂果と閉果とに分ける。 乾燥果。⇔ 液果→ 裂開果→ 閉果→ 果実(2)果実を日光や火力によって乾燥させたもの。IIかんか【函架】図書を架蔵する棚, または箱。III
「~目録」
かんか【勘過】よく調べて通すこと。 関所の通行許可証などに用いられた語。 [節用集(文明本)]IVかんか【坩堝】るつぼ。Vかんか【寒花】(1)冬に咲く花。(2)雪を冬の花に見立てていう語。VIかんか【寛仮】〔「仮」はゆるす意〕寛大に扱ってとがめないこと。 大目に見ること。VII「少しの弊害位は~して見てゐる/一隅より(晶子)」
かんか【干戈】〔「干(タテ)」と「戈(ホコ)」の意〕(1)武器。(2)たたかい。 いくさ。~を動か・す戦争を始める。~を交(マジ)・える交戦する。VIIIかんか【患家】患者の家。 医者の側からいう語。IXかんか【患禍】わざわい。Xかんか【感化】影響を与えて考えや情緒を, 変化させること。XI「キリスト教の~を受ける」「友人に~された」
かんか【感果】〔仏〕 ある原因のひきおこす結果がわかること。 また, 結果がはっきりとしてくること。XIIかんか【換価】(1)物品の価値を金額に見積もること。 ねぶみ。「~率」「~性」
(2)〔法〕 差し押さえた財産などを金銭にかえること。XIIIかんか【柑果】⇒ 蜜柑状果XIVかんか【漢家】(1)中国の漢朝の帝室。 また, 中国のこと。「~の三十六宮/保元(上)」
(2)漢方医。XVかんか【看過】見過ごすこと。 大目に見て見のがすこと。XVI「決して~できない不正」
かんか【瞰下】見おろすこと。XVII「雪白い間を走つて行くのが遥かに~されて/日本北アルプス縦断記(烏水)」
かんか【管下】官庁・役所などが管轄している範囲内。 管轄下。XVIII「警視庁~の事件」
かんか【轗軻・坎坷・坎軻】(1)車が行きなやむこと。(2)世に志を得ないで, 不遇なこと。XIX「~数奇なるは我身の上なりければなり/舞姫(鴎外)」
かんか【閑暇・間暇】何もすることがないこと。 ひま。XXかんか【鰥寡】妻を失った男と, 夫を失った女。 [色葉字類抄]
Japanese explanatory dictionaries. 2013.